日本発の未来型セキュリティ「トラストセキュリティコンソーシアム」設立

ニュース

新興企業が未来を創る新たな挑戦

2024年12月27日、日本のデジタル赤字を解消し、国産技術で安心安全を守ることを目的に「トラストセキュリティコンソーシアム(TSC)」が設立された。本コンソーシアムは、スタートアップ企業の連携を通じて、次世代のセキュリティ技術を開発し、地方経済から国際市場までの価値創出を目指す。としている。

背景

AI技術の進化とセキュリティリスク

AI技術の発展は社会に多大な利益をもたらしていますが、同時に倫理的、法的、社会的な課題(ELSI)も浮き彫りになっている。特に、画像や動画の改竄リスクへの対策が急務とされ、AIコンテンツの認証技術や透明性を保証する仕組みが求められている。

日本のデジタル赤字と海外依存

現在、日本のデジタル基盤は海外サービスに依存し、その結果、競争力やイノベーション創出の基盤が弱体化している。これを打破するためには、地域から全国、そして世界へと展開できる強固な国産技術のエコシステム構築が必要。

トラストセキュリティコンソーシアムの理念

地方を強く、日本を強く

TSCは、スタートアップ企業や有識者が連携し、セキュリティ分野で新たな産業製品を生み出すことを目指す。また、自動車やドローン、医療機器など、多様な分野での安全運用を支えるセキュリティ技術を推進。

ハイブリッドなセキュリティ構築

リアルとクラウド、エッジコンピューティングを統合するハイブリッド型セキュリティの必要性が高まる中、TSCは最先端技術を活用し、信頼性の高いソリューションを提供。

活動内容

初年度の重点プロジェクト

  1. 新サービスの創出
    • AI時代に対応するセキュリティソリューションを発表。
  2. ワークショップと共同研究
    • 業界全体の課題を共有し、新たな技術開発の可能性を探る。
  3. データ活用基盤の構築
    • セキュリティ分野での効率的なデータ活用モデルを提案。

将来目標

  • 国産セキュリティ技術の海外展開。
  • 中小企業や自治体への導入促進。
  • 社団法人化による相談窓口の設立。

参加企業とアドバイザー

主要参加企業

  • 株式会社AnchorZ
  • 炎重工株式会社
  • イニシャル・ポイント株式会社
  • 株式会社ロジック・アンド・デザイン
  • ソフトイーサ株式会社
  • 株式会社ZenmuTech

アドバイザー

登 大遊 (筑波大学 客員教授)を始めとする有識者が、コンソーシアムの活動を支援。

応募資格と会員制度

参加資格

  • 日本企業で自社開発したセキュリティ技術を有すること。
  • 安全性の高い製品やサービスを提供していること。

協賛会員制度

技術活用を希望する企業は、協賛会員として参加可能。詳細は個別相談。

今後の展望

トラストセキュリティコンソーシアムは、”地方から世界へ”というビジョンを掲げ、新たなセキュリティのスタンダードを日本から発信します。これにより、デジタル赤字の解消と、日本の技術による安全安心な未来を実現します。としている。

出典:「トラストセキュリティコンソーシアム」設立について  ~小さな会社が未来を創る~

タイトルとURLをコピーしました